耐性
男がいつも持ってきたネタは3万で買ってると言っていた
相場なんか知らない
3回目位から「アレやりたいけど金ない」と言われた
私が費用を出すようになった
男はもうずっと打っているのかガラス製の太い注射器で、打つ量も多い
私はテルモの使い捨て注射器で、男の半分も打たない
ほとんど男が使ってしまう物を言われるがまま3万出して消費していく
体内に入れた瞬間に口の中が乾き脳が痺れ女性器からは体液が滴る
男と行為するより体内に物を入れる瞬間に一番快感を得ていた
男が腰を振る間に冷めている時もあった
それを悟られないように演技をしていた
男性が自信を無くさないように
女性がその理想に近い虚像を演じる
誰かに教えられた訳でもなく、自分の身を守る為に恐らく女に生まれたら本能的に持っているものだ
私は徐々に耐性が付き、あまり快感を得られなくなっていった
男は毎回私に費用出させる上にお互いの使用料に差がある
何より男のやりたいプレイに付き合わされる事、それを強引に私がやりたいというように持っていく事も嫌だった
不満が溜まっていった
何より金銭的にも厳しかった
私はもう会いたくないしやらないと言った